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ウィーンへ

3年半過ごしたドイツを後にて、この秋からウィーンの国際機関で働くことになりました。住み慣れたボンの環境や仲良くなった人たちと離れることになるのは残念ですが、また新たなチャレンジができることにワクワクしています。

今日本で休暇を過ごしていますが、ウィーンのオフィスや子供の新しい学校とのやり取りで結構忙しいです。長野の実家のインターネット環境や、オフィス環境(プリンタやスキャナなど)を整えたので、日本からでも結構書類の手続きが捗りました。

というわけでこの一時帰国中、けっこうばたばたしておりまして、会いたかった人たちにもなかなか会えそうにありません。また来年!(去年も同じことを言った気が。。。。)

モビリティ

国連職員仲間は皆フットワークが軽い。僕の知り合いの国連職員たちも、最近国境をまたがって転勤しています。ジュネーブからウィーンへ、ウィーンからパレスチナ自治区へ、コンゴからミャンマーへ、ボンからナイロビへ、バンコクからNYへ、エチオピアからチリへ.....みんな頑張っているなぁ。

国連の外の人たちからは、転勤が多くて大変ですね、というようなことを言われることもありますが、実はそんなことはありません。日本の会社のように転勤先を一方的に言い渡されるということはまれで、(もちろんそう言うケースもない訳ではありませんが...)大抵は自分の次のステップは自分で考え、行きたいところの空席に応募して、選ばれれば移ることになります。

国連では職員のモビリティはキャリア開発の重要な要素と考えられているので、積極的に奨励されています。あっちこっち行っていますが、結局みんな好きでやっていることなのです。

さて、僕は今の勤務地ボンに来て3年になりますが、ここは子どもの教育、治安、住宅環境など、この上なく快適で全く不満はありませんが、このまま根を張るつもりでいるわけでもありません。さて、この先どうなりますか....お楽しみに。

大人たちを黙らせた12歳の少女のスピーチ

この業界にいる人で、このスピーチの映像を目にしたことのない人はいないと思います。1992年にリオデジャネイロで開催された国連環境サミットで、当時12歳のセヴァン・スズキさんが行い、伝説となったスピーチです。12歳とは思えない堂々たるスピーチ。大人になった彼女は、今でも環境分野で活躍しています。





僕は、原点に立ち返るために、時々このスピーチを聞いています。そう言えばオバマ大統領のスピーチが英語教材として使われているそうですが、このスピーチもどうでしょう。

Earth Hour(アース・アワー) 2009

2年前にシドニーで始まって、去年は世界的に大成功した、アース・アワー(Earth Hour)。今年は3月28日(土)の午後8:30~9:30です。1時間、部屋の電灯を消して参加しましょう。時差がありますが、もちろんそれぞれの場所の現地時間でいいのです。夜じゃないと意味がないですからね。


WWF(世界自然保護基金)というNGOのイベントですが、ボンの国連ビルも土曜の午後8時半に消灯します。(その時間に万が一仕事をしていても、オフィスの電灯を消すように、なんていう連絡も流れていました。)

子供にとっては、寝る時間にかぶってしまいますが、こういうのは見せてあげた方がよさそうですね。「なんで電気消すの?」と聞かれたら次の日これを見せましょう。


インターン

今、うちの職場で高校生がインターンとして働いています。国連の職場ではふつうは大学院生しかインターンとして取らないので、あれ?っと思った方もいるかも知れませんが、ドイツの職場では例外的に高校生インターンを受け入れる制度があります。

学校によって違いはあるようですが、ドイツの学校のだいたい11年生の頃(日本の高2に相当?)に、働く先を生徒が自分で探し出して、仕事を体験することになっています。ここボンの国連も現地の学校の制度を支援するために、生徒を受け入れることができるようになっているというわけです。

僕のグループにインターンを受け入れるのは、これで3回目ですが、高校生は初めてです。ところでこの高校生の男の子、どうやって僕の職場を探し当てたかというと、うちの息子(7歳)が土曜日に通う日本語補習校の高校生なのです。インターンシップの受け入れ先を探すのは、さぞかしたいへんなことでしょうから、僕としても受け入れてあげることができて、本当に良かったです。

自分が高校生だった時のことを思い出すと、、、、きっと知らない大人ばかりの職場に突然放り込まれたら、すごく不安だったでしょうね。しかも大学院生ではなくて高校生です。僕の方も彼にいったいどんな仕事を割り振ったものかと、最初は悩みましたが、何のことはない、英語、ドイツ語、日本語に堪能で、パソコンもインターネットも難なく使いこなす彼はなかなかのもの。初日からしっかり仕事を手伝ってもらってます。

来週には学校の先生が職場を見学に来るとのこと。先生英語しゃべるかな....インターンの受け入れ、なんだか僕にとっても珍しい経験なので、楽しんでいます。

グリーンIT

ドイツテレコム主催のグリーンITのワークショップに参加してきました。サーバーの消費電力とか、CO2排出量とか、当たり前のトピックに混ざって興味を引いたのは、インターネットサービスの舞台裏の話。例えば、

- Googleでの検索一回あたりにかかる電力消費量は、低電力消費の電球を一時間使用分と同じ。
- eBayやアマゾンなどの利用で、自家用車での買い物が減る(一見環境にやさしい)反面、商品の配達のための航空小包やトラック配達の量が急増している。
- Second Lifeのアバターひとり当たりの電力消費量は、ブラジルの一人当たりの実際の消費電力とほぼ同じ。

などなど。GoogleやSecond Lifeがいったいどうしてそんなに電力を使うのかって?あれだけのサービスを提供するためには巨大なデーターセンターを運営しなければならず、全体の消費電力を、検索やアバターあたりに換算すると上のようになるらしいです。とんでもないですね。当然GoogleやSecond Lifeだけの話ではないですよ。Facebookだって、YouTubeだって、mixiだって....バーチャルな世界だから環境にやさしいと単純に思うのは間違いということです。

ところで、国連という組織を見てみると。。。排出するCO2の内訳では、ミッション(出張旅行)における排出量が国連活動全体の排出量の95%とか?聞きかじった話でデータの裏をとってないのですが、言われてみればそうかもしれないと思ってしまいます。みんなあっちこっち飛び回ってますからね。。。

現実逃避

このところ、仕事がキツイです。って、日本の会社時代のように、とにかく仕事量が多くて毎日深夜残業とかそんな風ではないんです。来年の業務計画と予算再編成のせめぎ合いの中、プレッシャーとの折り合いをうまくつけなければならないのですが、部下に必要以上にストレスを与えない環境を保とうとすると、僕自身がストレスを感じてしまったりしています。

今のストレス発散法は、「読書」。乱読と言ってもいいような読み方かも。一つを読み終わったら次に行くという読み方ではなくて、いくつかの長編・短編を並行して読み進めています。ものすごく疲れている時ほど、活字に埋もれたくなる感じ。ご近所の国連職員Aさんに話したら、この感覚がわかってもらえてちょっとうれしかったです。

国際機関の空席への応募

しばらく更新していませんでしたが、今はボンで元の生活に戻っています。

これまでに10回ほど国際機関内の職員採用に関わったことがあります。部下を採用するために、自分で空席広告を出し、書類選考から面接までの一連の流れに関わったこともあれば、他の部門(IT部門以外も)の職員採用の面接官として関わったこともあります。

一般職(Gポスト)、専門職(Pポスト)の別に関わらず、空席広告を出すと、一つのポスト(つまり一人分の採用枠)にたくさんの応募があります。僕が採用に関わったポストは少なくて数十人、多い時は300人ぐらいの応募がありました。

ふと気がついたことがあります。通算すると、1000人以上の応募書類に目を通したことになりますが、その中に日本人からの応募がほとんどなかったこと。あまり詳しいことはここでは書けませんが、応募は全大陸からまんべんなくやってきます。日本以外のアジアの国からはたくさんの応募があります。

日本人国際公務員の数が少ないと長年言われ続けていますが、そもそも空席に応募して入ってこようとする人の母集団が少ないのかな?応募しなければ入れる訳はありません。国際機関には常時数百件の空席があるのに。。。。。今までも繰り返して言って来ましたが、国連に入る方法は競争試験やJPO試験だけではありません。ある程度職歴のある人は、空席応募にもトライすることをお勧めします。

過去記事「国連職員になるには」

MBWA

MBA(経営学修士)のスペルミスではないですよ。MBWAです。

MBWAとは、Management By Wandering AroundまたはManagement By Walking Aroundというマネジメント手法のことで、「歩き回りマネジメント」とでも言うのでしょうか。プロジェクトマネージャーも仕事の9割の時間はコミュニケーションに使うと言われていますが、これはマネジメント全般に当てはまります。

MBWAは、「手法」というほど大げさなものではありませんが、部下のところへ行って、インフォーマルな会話をできるだけ頻繁にすることによって、仕事の状況を把握したり、こちらが期待していることをうまく伝えられたり、問題点を早期に発見できたり、そして何より重要なのは、信頼関係がより深まるというもの。トヨタの「現地現物」とも通じる部分があるかも。MBWAはインフォーマルに行うというのが大事で、マイクロマネジメントにならないように注意する必要があります。そして部下全員に対して片寄りなく行うのがコツだとか。当たり前のことのように思えますが、できていないマネージャーはたくさんいるし、あえて意識して実施するとチーム運営がよりうまくいくと最近実感しています。

そう言えば、新卒で入った会社の新入社員だったころ、社員研修で「ほう・れん・そう」という言葉を習いました。ちょっと古い言葉でしょうか?報告、連絡、相談をきちんとすることは、仕事を円滑に進める大切なコミュニケーションツールであるという意味でしたね。しかし、マネージャーはこの報・連・相を受け身で待っていてはいけないというのがMBWA。国際機関は、日本の大部屋の職場と違って、個室や少人数の相部屋になっていて仕事環境が仕切られているので、歩き周ることはとても大事。ボンに戻ったら、今までよりもっと足を使って仕事をしようと思います。

熱い心と、冷たい頭をもて

NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」の5/27放送分を、今日こちらの日本語放送で見ました。今回紹介されたのは、国連高等弁務官事務所(UNHCR)のウガンダ・リラ事務所長の高嶋由美子さん。僕と同じ国連職員です。そして年齢、勤務年数まで同じ。だけどその仕事の環境のあまりの違いに、映像を見て衝撃を受けました。やはり「現場」はすごい。

番組の密着取材の内容は、まさに数ヶ月前にケニアで起こった暴動によって、国境を越えてウガンダへ逃れてきた難民キャンプへの支援活動の内容。UNHCR職員としての自分の行動や決断の一つ一つが、難民の方たちの今後の人生を大きく左右する仕事。「やりがいのある仕事ですね」と言うことは簡単ですが、本部勤務を続けている僕には想像できないプレッシャーやストレスがついてまわる仕事なのだと思います。

「熱い心と、冷たい頭をもて」
Cool head, warm heart by Alfred Marshal (YHさん、教えていただきありがとうございました。)
難民のことを思う「熱い心」とともに、一歩引いて全体を見ながらあらゆる手段を考える「冷静な頭」も必要。緒方貞子さんが昔おっしゃっていたそうで、高嶋さんが忘れずに大切にしている言葉。僕も心に刻みつけました。

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プロフィール

mickey10044

Author:mickey10044
男性。1999年より国連職員。

インド、ジュネーブ、ニューヨーク、ボン、ウィーンを経て、現在はイタリア・トリノの国際機関に勤務。IT部門のチーフ。PMP,CISSP。

mickey10044#hotmail.com
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