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国連職員になるには(その2)

前回、国際公務員になるために修士号は必須ではないとか、就職の年齢制限はない、というようなことを書いたら、メールなどを通じて反響があり驚きました。逆に誤解のないように付け加えておきますと、「修士号はいらない」と言っているわけではありませんよ。あった方が有利なことだってたくさんあります。修士号が求められているポストもあれば求められていないポストもあるということです。

さらに前回、国際公務員になるための最も一般的な方法は「空席への応募」で、「試験」は必須ではないと言いました。おや?と思った方も多いかも知れませんね。日本では、国連職員採用競争試験JPOに合格するのが国際公務員への近道、ということになっています。実際に僕もこれらの方法で国連に入ったのですが、入ってから分かったのは、空席に応募して国際公務員になる人の数の方が圧倒的に多いということです。(機関によって事情は異なります)

国際機関には、実に様々な国籍の職員がいます。でも、上の二つの試験は、必ずしも全ての国籍の人にチャンスが与えられているわけではありません。競争試験は、国連事務局の国籍別の「望ましい職員数」に満たないUnder-Representedな国のみが対象です。(日本は万年職員数が少ないので、日本人はいつも競争試験が受けられる有利な立場にいます。)JPOに至っては、通常日本も含む23カ国(JPO制度のドナー国)だけが対象なのです。国際機関に入るまで、競争試験やJPOの制度の存在すら知らなかったと言う人も結構いるくらいですから、空席応募が一般的と言って間違いないです。

ですから、試験に受からないからとか、受験資格の年齢をオーバーしているからと言って、道が閉ざされているわけではありません。自分の経験やスキルが生かせる仕事があるかどうか、ぜひ空席公告の内容とにらめっこしてみることをお薦めします。

つづく

テーマ : 海外で働く
ジャンル : 就職・お仕事

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今はドイツで働いていながら、実はあんまり海外で働くことには興味がないんですよ。(笑)
異文化で暮すことには大いに興味あるんですけどね。だから、世界の舞台で働きたいなんてことは全く考えたことないし、調べたことがなかったので、”国際公務員”ってハードル高いんだと思ってました。
なんでもやる気ですね!転職活動してみようかしら?(笑)

のだめ。さんへ

僕にとっては、海外で働くとか国際的な環境で働くというのは、異文化で暮らすというのとほぼ同義かも知れません。違う物、珍しい物に興味があるということが、全ての原点かなぁと。
のだめさんがなぜドイツで働くようになったのか、というのにも興味があります。ブログを遡ったらヒントが書いてあるのでしょうか?

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プロフィール

mickey10044

Author:mickey10044
男性。1999年より国連職員。

インド、ジュネーブ、ニューヨーク、ボン、ウィーンを経て、現在はイタリア・トリノの国際機関に勤務。IT部門のチーフ。PMP,CISSP。

mickey10044#hotmail.com
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