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国連の人事制度(その2) ジョブローテーション

今から約4年前の2002年の5月1日に、国連事務局の新しい人事制度が発表になりました。(対象は事務局(地域経済委員会を含む)のみで、他の機関(例えばUNDPやUNICEFなど)には当てはまりません

この制度の重要な目玉の一つが、ジョブローテーション。この通称「5年ルール」によると、同一ポストには最長5年までしかいることが出来ず、5年に一度は異動しなければいけないというものです。

5年のタイマーは2002年5月1日に動き始めたので、その日以来まだ一度も昇進や異動(他機関への出向やPKOミッションを含む)を経験していない人は、2007年5月1日にタイムリミットになり、「賞味期限切れ」の自分のポストは空席リストに加えられてしまいます。

フィールド志向の他の国連機関では、ローテーションはもっと頻繁に行われているのを目の当たりにしてきたし、そもそも自分には5年以上も全く同じ仕事をするつもりなど最初からないので、別にこの制度に目新しさは感じませんでした。ところが、発表されたときの事務局内での反響は、それはそれは大変なものでした。

これまであまり異動に縁がなく、同じ仕事を長年続けている人も事務局には多数いるのです。安定した職業、収入、生活に満足し、新しい変化への対応力に欠けている職員が多いと、組織は当然硬直し、澱んできます。それを打破するための規定が設けられたとうことになので、僕にとっては大歓迎です。

つづく

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プロフィール

mickey10044

Author:mickey10044
男性。1999年より国連職員。

インド、ジュネーブ、ニューヨーク、ボン、ウィーンを経て、現在はイタリア・トリノの国際機関に勤務。IT部門のチーフ。PMP,CISSP。

mickey10044#hotmail.com
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