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国連の人事制度(その1) 競争試験で国連に入った後のこと

と、その前に.... 国連職員になる方法(入門編)に関してはClub JPOをご覧ください。


以下は、職員になってからの話(中級編)です。

国連採用競争試験(NCE)で合格すると、JPOの採用と同じくP2というエントリーレベルで採用されます。数年前あたりから、NCE採用のP2職員に対しManaged Re-assignment Program (MRP)という制度が導入されました。

この制度の趣旨は:
NCEによる採用後、最初の5年間(つまりジュニア職員の間)に、2つの異なる勤務地(または同一勤務地の場合は異なる部局)で働く。これによって国連キャリアの早い時期から幅広い経験を積むことができ、その後のより柔軟なキャリア形成が可能となる。というようなもの。

簡単に言うと、入って2年か3年経ったら必ず異動しなさい、ということです。

この他に、MRPと似た制度で、Voluntary Re-assignment Program (VRP)というのがあり、異動を希望するP2スタッフが制度へのエントリーをすると、同レベルのP2の空席リストが人事から配られ、その中の希望する異動先を同時に5つまで応募できる。うまく選ばれると、応募から異動まで3ヶ月ほどの短期間で人事の管理のもとスムーズに異動できるというもの。VRPは年2回、MRPは年1回、P2職員を対象に実施され、通常の空席リストには情報は流れません。

僕はたまたまMRPやVRPの募集をを待たずに、P3の仕事を始めたので、対象者からはずれましたが、同期採用の友人は、3年前にMRPをうまく利用し、NYからバンコクのESCAPへ異動していきました。また、職場の後輩はVRPの方を利用して、同じくバンコクへ行きました。バンコクでの仕事はとてもやりがいが多く、生活もNYより良いと2人とも満足しているようです。


注:国連職員採用競争試験は国連事務局(地域経済委員会を含む)が実施している採用試験です。他の国連システム内の機関は対象となりません。


リンク 【Club JPO 国際公務員就職情報
参考書 【国際公務員をめざす

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プロフィール

mickey10044

Author:mickey10044
男性。1999年より国連職員。

インド、ジュネーブ、ニューヨーク、ボン、ウィーンを経て、現在はイタリア・トリノの国際機関に勤務。IT部門のチーフ。PMP,CISSP。

mickey10044#hotmail.com
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