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ノスタルジア

生まれ育った長野を離れ、東京の大学を通うようになってからでしょうか。夏休みや正月などに実家に帰省すると、駅前の景色、町並み、家の中すべてがとても懐かしく思えたものです。あのころ、ふるさとの町の駅に降り立ったときや、そこへ向かう電車の中でのなんともいえない気持ち。東京での生活はもちろん楽しかったけど、都会の緊張感やスピードから解放されるときあのときの感覚。いつも何か切ない郷愁がこみ上げてきたものです。

今はどうでしょう。たまに一時帰国などすると、「わぁー、懐かしいねぇ!」なんて、いろんなものを見て叫んだりしますが、あの学生時代に感じていたのと同じ懐かしさは感じようがありません。あと2週間で日本への一時帰国ですが、日本のことを頭に思い描いても、あまり郷愁というようなものは感じません。もちろん実家に行ったり和食を食べればすごくホッとするのですが、それよりも日本で見るものが何でも珍しく思えてしまって、まるっきり旅行者気分になるのです。(それはそれでとても楽しいのですよ。)

ではどんな時に懐かしい気持ちが込み上げてくるかと言うと、それは、本を読んでいる時。最近読み終わった、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」や「坂の上の雲」など、明治の日本が舞台の小説を読んで、郷愁の思いが奥底から込み上げてくるなぜでしょう。自分が生まれるよりずっと前の話で、しかも鹿児島や愛媛など物語にゆかりのある場所には行ったことすらないのです。

江戸時代でも西洋でも中国でもなく、明治の日本。その時代に生きた人たちが作り上げた社会の中で自分が生まれ育ったからか。それとも無邪気なほどに公正無私な若者たちが、社会を変えるために奔走していた時代への憧れからか。見たことも行ったこともない時代を、Good old daysと思えるというのは不思議な感覚です。

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プロフィール

mickey10044

Author:mickey10044
男性。1999年より国連職員。

インド、ジュネーブ、ニューヨーク、ボン、ウィーンを経て、現在はイタリア・トリノの国際機関に勤務。IT部門のチーフ。PMP,CISSP。

mickey10044#hotmail.com
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