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国連の勤務評定

UN Bonn
毎年恒例の勤務評定(評価する側とされる側)が終わりました。自分の業績を上司に評価してもらい、部下3人の評価も行いましたが、相変わらずしんどい作業でした。

今いる機関はUNDP系機関で、勤務評定システムのことをRCA(Results and Competency Assessment)と呼びます。過去5年間いた国連事務局のPAS(Performance Appraisal System)と基本的な流れは似ていますが、細かい点で違いがあります。

RCAの全体的な流れは以下の通り。


年度始め
評価年度(UNDPは2月1日から翌年1月31年日、ちなみに事務局のPASは4月1日から3月31日で、日系企業と同じ)の始めに、業務目標を5項目設定。成果指標を詳しく定義し、RCAシステムに入力。

その年の「学習目標」についても定義します。学習の分類は3種類(キャリア形成に関するもの、Competency開発に関するもの、業務の成果に直結したもの)。

上司は、5項目の業務目標それぞれについて、困難度と複雑度を高・中・低の3段階の重み付けをし、スタッフ本人と面接し、内容を承認をして目標設定フェーズは完了。

中間評価
目標設定6カ月後に、RCAの内容について再度上司と部下が面接をし、仕事の進み具合について確認します。目標と進捗にずれがある場合は、その原因の分析をしたり業務内容の見直しなどをし、面接内容をRCAシステム上に記録します。

年度末
まずスタッフ本人が、5項目の目標それぞれについて自己評価を文章で記述し、上司に提出します。上司は、目標項目毎に5段階評価をし、評価コメントを記入、さらに、30項目ほどのCompetencyに関する5段階評価をします。

最後に総合評価(1~5の5段階評価、1が最良:1-Outstanding, 2-Exceeded Expectation, 3-Met Expectation, 4-Patially Met Expectation, 5-Did not meet Expectation)を下して、総合コメントを記入し、部下と上司は最終面接をして、両者が内容に合意すればRCAが完成します。3をもらう人が大多数で、2が少数、4と1はごく希なようです。



評価の終わったRCAは、機関内の評定委員会に提出され、評価をした上司が委員の前で評価内容についてプレゼンをし、その評価の正当性について委員を説得します。評定値が委員会に承認されると、その年のRCAは完了になります。

国連事務局のPASに比べると、とてもきめ細かいと感じました。たとえば「成果指標」とか、困難度、複雑度の重み付け、詳細な学習目標、委員会による面接など、PASにはない部分がいくつかあります。単に面倒な作業だと感じている職員も多いのですが、僕はこういうきちんとした評価システムは好きです。他の国際機関も似たようなやりかたなんでしょうか。民間企業はもっとシビアなんでしょうね、きっと。

テーマ : 海外で働く
ジャンル : 就職・お仕事

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うちも殆ど同じですが100点制で、意味が分かりません。
しかもしょっちゅう制度が変わるので、人事の説明会も開催されたりして。
で、どこが変わったのか良く分からず。きっと人事部の成果の為の変更だったんだね~なんて話したりして。それの繰り返しです。

成果のはっきり分かる仕事内容なら良いですけどね~。

chuさん
ほんとに、制度が変わると混乱します。
今回はうちでも新システムの導入元年だったので、最初は大混乱でした。

100点制とは、どうやって点数化するのでしょう。人によって付け方にばらつきが出そうですね。

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プロフィール

mickey10044

Author:mickey10044
男性。1999年より国連職員。

インド、ジュネーブ、ニューヨーク、ボン、ウィーンを経て、現在はイタリア・トリノの国際機関に勤務。IT部門のチーフ。PMP,CISSP。

mickey10044#hotmail.com
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