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国連職員になるには(その3)

日本の皆さんが通常「国際公務員」としてイメージしているのは、Pレベル以上の専門職のことではないでしょうか。JPO試験、国連競争試験、空席応募など、入るための手段が違っても、大抵の人はPレベルの職員を目指していることが多いのだと思います。国際機関での長いキャリア形成を考える場合は、Pレベルやその上のDレベルなど機関のコアとなるポスト目指すのは当然です。

でもちょっと待ってください。実際に国際機関で働いている職員の契約形態を調べてみると、そもそも皆さんが目指しているPレベルの専門職は、全職員数の半分以下です。他にはどんな職員がいるかと言うと...

●GS(General Service)(一般職)
●SSA(Special Service Agreement)契約のコンサルタント
●ALD(Appointment for Limited Duration)(P相当とGS相当のレベルがあります)
●FS(フィールドサービス)
●派遣職員、など...

日本人職員数が少ないので増やしましょうと外務省も力を入れていますが、その主な対象は、PレベルとDレベルの正規職員というとても恵まれた条件の雇用形態のみなのです。しかしそれ以外の雇用形態(GS, SSA, ALD, FS他)に目を向けると、日本人の少なさはPレベルなんてものではありません。本当に少ないです。

僕の周りにはGS(一般職)として働いているけど、重要なプロジェクトの一員として経験を積みつつ、修士号の勉強とプロジェクトマネジメントの資格を目指して頑張っている奴もいます。彼は将来はP職員になるつもりだし、僕もそれを応援しています。
他にはSSA契約(本部)とNGO職員(フィールド)を行ったり来たりしている人とか、実にいろいろです。

日本で知られているような、JPOや競争試験に受かって専門職になるという、マニュアル通りの正攻法だけでなく、もっと「条件の悪い」形態の働き方も視野に入れたら、日本人にももっとチャンスが増えるのになぁ、といつも感じています。

テーマ : 海外で働く
ジャンル : 就職・お仕事

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プロフィール

mickey10044

Author:mickey10044
男性。1999年より国連職員。

インド、ジュネーブ、ニューヨーク、ボン、ウィーンを経て、現在はイタリア・トリノの国際機関に勤務。IT部門のチーフ。PMP,CISSP。

mickey10044#hotmail.com
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